グッドトイレ選奨2021エントリー作品

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※Webによる投票と、審査員および協会役員等による審査の結果を、審査委員会で総合的に審査いたします。
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部門 NO タイトル 応募者 概要




絶景の海景色~東海岸塩寮公衆トイレ 東部海岸国家風景区管理処
中華民国交通部観光局  (台湾)
観光地東海岸塩寮︰観光客の方々も多く訪れる名所のひとつ、太平洋を眺めの最も良い場所です。築10年余の公衆トイレは老朽化、薄暗く、給水管水漏れ、排水管詰また、換気不良などの問題ヽそして連休日とラッシュアワーで一般ブースの待ち行列を解消できず。それらの問題を解決し、利用者にもっと綺麗なトイレを目指してヽ2019年行政部門東部海岸管理処は大幅にトイレ環境を改修計画し、改善工事をしました。
改修目的:周りの休憩施設と組み合わせ、より一層快適な休憩施設を観光客と住民に利用される。改修した塩寮公衆トイレの周りにあずま屋、散策歩道、大理石の芸術品が設置している、その近くにツーリストサービスセンタと繋がって、利用者に身心をゆったりと休める場所です。トイレだって“旅の一部”という認識のもと、おもてなしの心で利用者をお迎えするため、公衆トイレ現場からリアルタイムな兆し情報を連絡する体制で設備と清潔に関する問題点及時改善する。
2 人、街、文化を紡ぐ 長崎らしい“おもてなし”トイレ -出島メッセ長崎 施設内トイレ- 長崎市/株式会社ながさきMICE/株式会社日建設計 「出島メッセ長崎」は、長崎市の事業で整備された長崎初の本格的コンベンション施設で、世界中から多くの人が訪れ、かつての「出島」のように、人々が集まり交わる事で新しい文化を生み出し、世界に発信していく交流拠点施設です。
施設利用者の多くがこの施設のトイレを利用するのは初めてで、イベントによっては男女比、年代など様々な方が利用します。トイレは誰もが必ず利用する場所であるため、初めて利用する人にもわかりやすく、誰にとっても使いやすい場所であるべきとの考えのもと、地元長崎の活動団体「みんなにやさしいトイレ会議」実行委員会と協議しながら、長崎らしい“おもてなし”の一つのかたちとして、トイレを整備しました。
また、清潔で使いやすいトイレを維持するためには、来館者だけでなく日ごろから建物の管理をする方にも使いやすいトイレであることが大切だと考え、管理者目線での仕掛けも取り入れました。
3 北陸自動車道 南条サービスエリアのトイレリニューアル工事で実施した安全性・快適性向上の取組み 中日本高速道路株式会社 金沢支社 高速道路事業部 施設課
中日本高速道路株式会社 金沢支社 福井保全・サービスセンター 施設担当課
NEXCO中日本 金沢支社では、北陸自動車道 南条サービスエリア(上り線)のトイレリニューアル工事において、トイレの安全性、快適性を向上させる取組みを行っています。
安全性向上の取組みとして、天井材に約0.7 kg/㎡の軽さでありながら、高強度、施工性に優れるポリエステル樹脂系不織布を採用し、耐震性、安全性を高めました。また、画像処理により、ブースの中で発生したお客さまの忘れ物や急な疾病などによる倒れ込みを検知し、音声や光で知らせる「アウトラインセンサー」を設置しました。
入口側ブースに利用が偏る課題に対し、通路に青空照明を設置し、青空の拡散光を模した明かりで内部に開放感を持たせることで、奥へ進みたいと感じさせ、奥側ブースの利用頻度改善を図りました。
また、キッズトイレでは、当社キャラクターと福井県公式恐竜ブランドキャラクターがコラボした壁画デザインを作成し、お子さまに親しみやすいトイレになりました。
4 快適な空間を目指したトイレづくり 西日本高速道路株式会社
北九州高速道路事務所  高岸英子  稲丸知世
めかりPA(上り線)と壇之浦PA(下り線)は、九州と本州を結ぶ関門自動車道に位置し、関門海峡・関門橋を望む圧巻のロケーションを誇るパーキングエリアです。
トイレは、内部からも関門橋を眺める開放的なレイアウトを採用し、自然光を取り込んだ明るい空間にしました。壇之浦PAは関門橋と海の景観に馴染む白色の外観デザインに合わせたモノトーン調の内部空間とし、めかりPAは門司港レトロを意識した外観デザインに合わせた茶系を基調とした内部空間としました。
また、使用中のブースが分かるよう案内表示・案内ランプの設置などの混雑緩和対策を行うと共に、低い高さの洗面器やキッズコーナーの設置、多機能トイレの複数設置、男性トイレにも全ブースにチャームボックスの設置を行い、お客さまの多様性に配慮しました。
パウダールームやスムーズな動線、清潔感のある仕上げなど細部にまでこだわり、お客さまに安心・快適に利用していただけるトイレとしました。
5 尿ハネをゼロにする発明品。『トイレバブル』 とべる工房株式会社 尿ハネをゼロにする発明品、『トイレバブル』。(特許第6425064号)
洋式トイレで、男性が立って小用を足すと数100滴が壁床体に飛び散る。不衛生で嫌な臭いの元になる。この尿ハネ問題を解決する製品、『トイレバブル』を提案する。(一箱72個入り。1個、約10g)
使い方は、①トイレ使用直前に『トイレバブル』を1〜3個くらいを袋ごとそのままトイレ水に投入する。すると、②自動的に、約10秒で水面上に泡の層ができる。③そこに用を足すとブクブク泡が膨れ上がる。この泡の層で、汚れやウイルス感染を防ぐ。爽快。音も静かになる。そのまま流せる。
この製品は、世の中のどこにも売っていない全く新しい製品である。近年、尿ハネ汚れを嫌って座って小用を足す男性が増えている。しかし、男の座りションは健康上危険である。男は立って小用を足すべきでなのである。男性のトイレ事情は、未だに解決されていない根深い問題である。この問題を『トイレバブル』で解決する。
6 海ほたるPAトイレリニューアル工事における工夫 東日本高速道路㈱
宮本啓太、宮田直之
東京湾横断道路㈱
平池俊文
海ほたるPAの老朽化した各階トイレ(4階以外)の改修を実施しするにあたり、現状の課題として、トイレの空きが分かりにくい、老朽化により豪華客船らしさ損なわれ快適なトイレ空間となっていない、男子トイレ大便器・大型ブース・パウダーコーナー・子供トイレコーナーが不足、洋式便器率が低く和式便器を基本とした寸法のため空間が狭小等の様々な課題がありました。
海ほたるPAの老朽化した各階トイレ(4階以外)の改修を実施しするにあたり、現状の課題として、トイレの空きが分かりにくい、老朽化により豪華客船らしさ損なわれ快適なトイレ空間となっていない、男子トイレ大便器・大型ブース・パウダーコーナー・子供トイレコーナーが不足、洋式便器率が低く和式便器を基本とした寸法のため空間が狭小等の様々な課題がありました。
7 ミュージアムタワー京橋 事業者:株式会社永坂産業・公益財団法人石橋財団    設計者:株式会社日建設計/矢野雅規、小林哲也、三由賢、伊藤浩士、久保洋香 新しい賃貸オフィスの基準階として、働くことを刺激するためのオープンワークプレイスが目指されていた。基本骨格として廊下のない、矩形平面の4面が自然採光となっており、自然換気、避難安全を追求した1ルームオフィスがコンセプトとしている。トイレを含めた共用部は行き止まりのない回遊型のサーキュレーションを持ち。トイレ空間は回遊動線上にあり、外光を取り入れた明るい空間となっている。化粧コーナー、歯磨きコーナー、個人ロッカーなどをアイランド状に設置することで、閉塞的になりがちなトイレ空間において、行き止まりのないオープン共用空間が実現されている。






8 3次元レーザセンサを用いた迷い行動分析に基づく高速道路のトイレ棟ロビーにおける誘導計画の改善と検証 中日本高速道路株式会社 岩佐育恵 高速道路上では,利用者の生理的要求を満たす場所が休憩施設のトイレ棟のみに限定されることもあり,利用者がなるべくスムーズに駐車場からトイレまで到達できるよう,迷いが発生しない計画とすることは重要であるが,現状少なくない迷い行動が発生しています。
本研究では,匿名性を保ったまま一定期間に継続して利用行動の全数を計測可能な3次元レーザセンサを用い,迷い行動の抽出方法を構築しました。また,今までの知見より考えられる迷い行動の環境因子を仮定し,同方法を用いて平面形式の異なる複数の施設における迷い行動の実態を定量的に明らかにし,仮説を検証すると共に迷い行動の環境因子を明らかにすることができました。そして、迷い行動の環境因子から、適切な平面計画及び誘導案内を提示し、その提案に基づいて改善した施設にて再計測を行い、迷い行動の環境因子、適切な平面計画及び誘導案内を確認することができました。
9 An overview of intersectional design for public toilet facilities 公衆トイレに向けインターセクション設計法の適用  Katie Seaborn
Tokyo Institute of Technology
(カナダ)
インターセクション設計法とは,人間の多様性を網羅的に考慮し,設計プロセスに組み込む設計法です.この方法は,クレンショー(Crenshaw)が, 1989年と 2007年に提案しました.社会的要因に対する権力の関係性を解析し,社会的特性の組み合わせに対し,排除や不公平との関係を抽出しました.その際は単独の特性だけに注目するのではなく,すべての可能性がある特性の把握に努力します.さらに一人の人間が複数の特性を持ち,それらが相互に影響し合うことで,一つの特性だけでは得られない経験につながる事もあります.
この提案では,最新の理論,実践,研究に基づいて,公衆トイレ施設のためのインターセクション設計法の適用を紹介しています.その有効性としては,最低限考慮しなければならない共通の特性を抽出して,モデルを作成します.日本の最新の公衆トイレ施設のケーススタディを参考に,この設計法により設計上の問題点を浮き彫りにし,解決策を見つけ出す方法を説明しています.これに基づいて,特に日本の公衆トイレ設計上の適用を提案すると共に,再設計する際の方法も提案します.
10 “Toilet As Culture” 「文化としてのトイレ」 游 明國(Mingkuo Yu)
游 明國 建築事務所 所長,台湾衛生文化協会名誉理事⾧(台湾)
この本は,過去10年間の様々なセミナーや,世界トイレサミットで発表された論文を纏めた本です. その中には台湾の公衆トイレに関する,政府の政策や推進活動を扱った記事も入れています.
トイレの問題が重要性である事には色々努力をしました. 私たちは,個人の家,コミュニティ,さらには大規模な都市のトイレと環境の問題にもっと注意を払うように,皆さんへ呼びかける事を努力しました. 台湾トイレ協会(TTA)の役員として,執筆,インタビュー,その他のメディアを通じて提起された問題へ,過去に対応する機会がありました.
これらの「トイレ問題」について一般の人々が意識して貰う事は,私たちの責務であると考えています.この本には17件の記事を載せています. 政府の方針,トイレの設計ガイドライン,トイレの等級付け,公衆トイレの清掃技術など,様々なテーマを載せました. この本が,今後のトイレ事業へ,役立っていただければ幸いです.
11 Publicly Accessible Toilets after COVID-19: An Inclusive Design Guide コロナ禍後の公的にアクセス可能な英国のトイレ設計ガイド Imran Nazarelli, Gail Ramster and Jo-Anne Bichard
Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art(イギリス)
英国政府の指示で,コロナ禍の最中は,公的にアクセス可能なトイレが利用禁止になり,公衆トイレの重要性が顕在化しました.そこで英王室芸術大学(RCA)は,英国での最初の封鎖中の時点で机上調査を行い,その対策のために,この設計ガイドを作成しました.当時は報道各社が,カフェ,デパート,駅,スーパーマーケットのトイレの利用制限や公衆トイレの閉鎖が起こり,人々は行き場が無くなり大問題になっている事を頻繁報じていました.
本ガイドの重要な点は、トイレの設計上,手で触る部分を減らすため、狭いが良く使う部分の衛生状態を改善する方法を紹介しています。 この場合の設計アイデアとして、手洗い動作をゲーム化するデジタルタイマーを置き、推奨される20秒間で十分な手洗い動作をゲーム感覚で手洗いの機会を増やし、さらに水筒の補充場所も設置します。
コロナ禍後の公的にアクセス可能なトイレ設計ガイドは、G.ラムスターとJ.ビチャードにより内容を拡張しました.コロナ禍中の安全な作業に関する英国規格ガイダンスへ,トイレ設計に関する包括的な専門知識を提供し貢献したという事で、2020年に「標準化賞」を受賞しました。









12 Toilet Innovation and New Knowledge Exchange (TINKLE) トイレ革新のための情報交換ポータルサイト(TINKLE) Jo-Anne Bichard & Gail Ramster
Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art
(イギリス)
トイレ革新のための情報交換ポータルサイト(TINKLE)は,研究者やトイレの設計に関係のある人々を対象に,公衆トイレ,顧客用トイレ,職場用トイレ,その他の非国内トイレ施設に関する知識を結び付けるオンラインのポータルサイトです.
TINKLEには3つの要素があります
 資源リソース:公開されたガイダンス,標準,規制ツールキット,Webサイト,および調査報告を含む既存の知識データベースへリンクします.
 ネットワーク:トイレの設計,管理,研究の多くの側面にわたり,建築家,配管の専門家,都市計画,社会学,デザインなど幅広い専門家をリスト化してP2Pでのアドバイスを得られます.
 トイレ談義:質問や回答,公開討論へ参加,調査する全ての人が利用出来ます.
TINKLEは,英国のトイレコンソーシアムおよび英国トイレ協会と提携して,公衆トイレ研究ユニット(PTRU)によって管理されています.
13 みんなで守りつづけた安全で楽しい通学路のトイレ 森山町田尻自治会 会長
西村 清貴
森山地区社会福祉協議会 会長
山口 公徳
諫早市立森山東小学校校区の田尻地区の子ども達は、通称「すずめごろし峠」を越えて通学しています。遠距離通学の子ども達のために設置されたのが通学用トイレ「すずめのおやど」。
2003年の設置以来18年間にわたり児童と保護者による当番制での清掃活動が継続されており、安全で清潔なトイレが維持管理されています。これは「すずめのおやど掃除当番ノート」として記録が綴られ、ノートは森山東小学校長に定期的に報告され、学校と保護者とのトイレ交換記録ともなっています。また、地域の方もトイレ周辺の清掃・整備に協力している姿がみられます。
「すずめのおやど」の桜は大きく枝を伸ばし、春には見事な桜が咲き誇り地域住民を楽しませています。そして、ここは子どもと保護者の待ち合わせポイントにもなっており、憩いの場所でもあります。
「すずめのおやど」は通学路のシンボルであり、子ども達にとっては親子でで行うトイレ清掃活動が社会貢献の第一歩にもなっています。
14 ドライ式改修トラップ工法 による公共トイレにおける 清掃・維持管理 の 改善提案 入澤 徹
㈱サンケイサポート
公共トイレに設置される床排水トラップ金物(以降「排水口」という)の修繕・改修工法は床の水洗い清掃が乾式清掃への移行に伴い ①小便器周りなど必要最小限を同等品で新設 ②既存金物の錆除去・壊れ補修後にライニング施工による現状再生 などが一般的でした。
しかし従来型ウェット式トラップ(封水型)はトイレ使用時間帯に管内の正負圧変動にて有効封水量50mmの排水確保ができず、臭いクレーム対策として金物内への定期注水が必要でした。
また排水口は目皿・トラップ椀により内部確認が難しく、経年錆などによる堆積物・腐食固着で排水不能は当たり前で清掃管理対象外トイレが多かったです。
ドライ式改修トラップ工法は排水口3K(臭い・汚い・壊れ)問題の即時解決以外にも   ①「見える化」 ②清掃・維持管理のコスト・人手軽減 ③トイレ害虫の軽減など、トイレ環境・機能改善や利用者・清掃維持管理者に喜ばれる「目から鱗」の持続可能な新技術 として多くの公共トイレに採用・普及される事を開発者として期待します。
15 裏方現場の妄想トイレ フジイ環境整備株式会社 私たちは、世界一美しく機能性に優れた日本のトイレ設備のファンです。またトイレ業界の隅っこの裏方として、使用上にたびたび起こるトラブル「便器のつまり」を解消すべく、人目につかないところで、日々こつこつと作業を行っています。
作業上一番手間取るのは、便器の底まで押し出された異物を取り出す作業で、便器の取り外しが必須です。床面との接合がボンド使用の場合や、固定ねじの変形等もあり、つまり直し後の便器の復旧設置に手間取ることは多々あります。
今回の応募内容は、「簡単着脱できる便器を開発してほしい」という、まったくの他力本願で勝手なお願いの一点です。多分、「たまに取り外ししなければいけない」はメーカーさんの想定外だと思いますので、ご一考をよろしくお願いします。
「アタッチメントでカチャカチャ簡単、はい、OK」ができたらなあと妄想しています。






16 タブレットを活用した温水洗浄便座操作端末の視覚障がい者対応

説明動画

中日本ハイウエイ・エンジニアリング東京㈱
今井 詩織、泉 史郎
中日本高速道路㈱
山本 浩司
㈱三矢研究所
亀山 雅之
EXCO中日本では,訪日外国人のお客さまに,温水洗浄便座の操作や正しいトイレの利用方法を多言語でご案内するタブレットを,高速道路のサービスエリア等の一部の一般トイレに整備.しかし,タブレット整備後,視覚障がい者(全盲)等から,「温水洗浄便座の操作がタブレットになっており,目の不自由な人には使えない」といったご意見が寄せられた.このような背景を踏まえ,同意見への対応について検討し,暫定対応を実施したので報告する.
17 The Great British Public Toilet Map(GBPTM) 英国公衆トイレマップ Gail Ramster & Jo-Anne Bichard
Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art
(イギリス)
英王室芸術大学(RCA)が開発した「英国公衆トイレマップ」のWebサイトは,全国の13,803箇所の公衆トイレが表示され,毎月約25,000〜30,000件のアクセスがあります. ここには公衆トイレだけではなく,一般の人が顧客でなくても使える店舗などのトイレも含まれます. 英国ではトイレ管理は非常に細分化されており,トイレは地方自治体やショッピングセンターや輸送ネットワークなどの民間事業者によって管理されています. ショップやカフェなどの中小企業が非顧客にトイレの使用を許可することに同意する「コミュニティトイレ規約」もあります. この広い定義を元に「公的にアクセス可能なトイレ」とし,英国公衆トイレマップには,これらすべてのトイレを載せています
このマップの特徴としては,クラウドソーシングにより運営されており,データの改善と維持費用について,過去7年間ユーザー数の増加に伴い,マップの関連性,効果,アクティブ性について検証した結果,十分であることが証明されています.このマップは,英国で公衆トイレに関する最大かつ唯一のオープンデータのセットであり,英国政府部門によって,英国での最良の情報源と認められています.
18 Designing London’s Recovery “Engaged” ロンドン復興計画「Engaged」 Gail Ramster & Jo-Anne Bichard
Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art
(イギリス)
英王室芸術大学(RCA)が開発した「英国公衆トイレマップ」のWebサイトは,全国の13,803箇所の公衆トイレが表示され,毎月約25,000〜30,000件のアクセスがあります. ここには公衆トイレだけではなく,一般の人が顧客でなくても使える店舗などのトイレも含まれます. 英国ではトイレ管理は非常に細分化されており,トイレは地方自治体やショッピングセンターや輸送ネットワークなどの民間事業者によって管理されています. ショップやカフェなどの中小企業が非顧客にトイレの使用を許可することに同意する「コミュニティトイレ規約」もあります. この広い定義を元に「公的にアクセス可能なトイレ」とし,英国公衆トイレマップには,これらすべてのトイレを載せています
このマップの特徴としては,クラウドソーシングにより運営されており,データの改善と維持費用について,過去7年間ユーザー数の増加に伴い,マップの関連性,効果,アクティブ性について検証した結果,十分であることが証明されています.このマップは,英国で公衆トイレに関する最大かつ唯一のオープンデータのセットであり,英国政府部門によって,英国での最良の情報源と認められています.
19 大学生が未来のトイレのために出来ること ~世界のトイレ問題へのアプローチと学生にトイレについて考える機会を~ 中央大学トイレ研究会
北岡未唯 中村咲里佳
私たち中央大学トイレ研究会は【国際×トイレ】をテーマに途上国のトイレについて現状や問題点についてインタビューや本によって知識を得たり、議論したりしています。また、学生に日本では当たり前になっているトイレについて改めて考える機会をつくるために文化祭の展示やLINEスタンププロジェクトを行いました。取っ掛かりにくいトイレについて考えてもらうために、工作やイラスト、SNSを用いてトイレを身近に感じてもらえるよう工夫し、活動を行っています。インタビューでは、現地の方と実際に支援をしている方々のお話を伺うことで、それぞれの視点にたってトイレについて考えています。文化祭では、学生の皆さんとトイレについて色々なお話をし、「トイレ」というワードに何をしているか気になった方も展示を見終わるころにはトイレについて深く考えてくれました。世界のトイレ問題に対して、学生の視点から様々なことに取り組んでいます。
20 全国学生トイレ研究会 ~トイレから学ぶ、繋がる、切り拓く~ 全国学生トイレ研究会 吉田楓 堀尾歩見 全国学生トイレ研究会は「トイレから学ぶ、繋がる、切り拓く」をVisionに全国最大級の学生トイレプラットフォームの運営を目的としたサークルです。約15大学21名の学生が所属しています。トイレに興味がある全国の学生が集まり、講演会の企画・運営や、SNSでの情報発信、交流会・勉強会を通じた情報共有などを行っています。全国のトイレ好き学生の交流を促すことでシナジー効果を生み、トイレ界に新たなイノベーションを生み出します。
トイレ研究会は全国の大学にあり、元来タブー視されていた”トイレ”に対する地位向上や、潜在的なトイレ社会問題の顕在化など、トイレについてのポジティブな情報発信を行っています。しかし、それぞれのトイレ研究会に所属する部員の少なさから廃部に至るケースや、少人数では活動の規模が限定的になってしまう問題がありました。そのため、全国のトイレ研究会が結束し、目標実現のために全国団体を立ち上げました。
21 Facebookで「今日もトイレ」 ~トイレ文化の向上を目指した、SNS連続投稿とその魅力~ アントイレプランナー 白倉 正子 10年以上前から世界中で、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)が大流行し、様々な人や組織が情報発信や交流を楽しんでいます。自己責任が前提ではありますが、友好な情報交換から、出会いが増えました。そんな中、普段は人目に触れにくい「トイレ文化」の情報も、世界的ネットワークで議論の場が多く形成されています。
私はSNSの1つである「Facebook」で、「今日もトイレ」と題し、トイレに関する話題を一日1投稿行っています。2013年12月19日に開始以来、約8年間で、2800日近く、毎日欠かさずに投稿しています。具体的には、トイレのニュース・街中のトイレの写真・アンケート協力の要請、オンラインサロンの運営などです。
その間にできた友達は1000名を超えました。Facebookがきっかけで、日本トイレ協会に入会された方もおられます。英語が苦手な私でも翻訳機能を使って、外国人と簡単な会話を楽しんでいます。これからも、トイレ文化向上に生かしていこうと思います。
22 【バイオトイレ×生活改善】次世代の農業を提案しパラグアイの農家のモデルを作りたい ミタイ・ミタクニャイ子ども基金
学生インターン
江藤 克
私たちは今年、「バイオトイレを活用したパラグアイ農業改善プロジェクト」を立ち上げました。
パラグアイ政府による農民に対する支援は十分ではなく、手掘りトイレを使用している家庭が多く存在します。その影響で近くの土壌や地下水などが汚染されしまい、農業用水だけでなく生活用水までが満足に得られないという状況にあります。さらに、昨年の大干ばつによりパラグアイの農村地の人々は今、危機的状況の中にいます。
私たちはこの状況を改善するため、パラグアイの現地大学であるカアグアス国立大学の教授やパラグアイの首都のアスンシオン市校外に住む農民の女性とコンタクトを取り、水不足や土壌汚染を改善する方法を模索しました。
そして、「バイオトイレ」を導入することで、これらの問題を解決できるのではないかという結論に至りました。バイオトイレとは、糞尿を分離してそれぞれ必要な処理を施し堆肥化ができるトイレです。尿は水で薄めて畑に散布できる液肥にします。便は灰やマテ茶の葉等の有機物と混ぜ、発酵サイトという別の場所に移動させます。そこで集めた便を6ヶ月かけて発酵・分解し肥料として利用します。
これにより、土壌や水質の汚染を抑え、水不足を緩和し、さらに農業に用いることができる肥料を得ることも可能になります。