2025年度「第17回JTAトイレ賞」、作品募集について

1.趣旨
2009年度からスタートした「グッドトイレ選奨」は、審査基準を見直し、2023年度より「JTAトイレ賞」と名称を改めました。「みんながいつでもどこでも気持ちよく使える」トイレ環境をつくり、それを持続できる社会をつくることを目標に、顕著な活動の実践や提案を行っている方を表彰するものです。トイレの環境づくりの模範になる作品を推奨いたします。

2.応募部門と対象
応募部門を、作品や活動などを対象に下記の4部門といたします。
A)建築作品部門:建築作品・インテリア作品 (実施済のもの)
B) 技術・研究・開発部門: 技術開発、研究論文、作品(著作・映像・プロダクト(製品・機器))
C) 維持・管理部門: 維持・管理、清掃など
D) 社会的活動部門: 普及・啓発、教育、災害支援、ボランティア、市民活動 、およびその他の総合的な活動など
※ 応募対象は、A)においては、使用開始半年以上を経過し、3年以内のものとします。
B)~D)で活動が継続中のものは、3年以上経過したものも応募対象とします。
過去に「グッドトイレ選奨」や「JTAトイレ賞」を受賞した作品は除きます。
なお、他団体で発表・表彰されたものは応募対象とします。

 3.応募資格
年齢・会員資格の有無、国内外は問いません。  英語での応募に対応いたします。  参加費は無料です。

4.選考方法および発表

(1)審査委員会による選考(トイレに関わる専門家からの評価です)
 部門ごとに「JTAトイレ賞」を選考いたします。より優れたものには「JTAトイレ大賞」の選考もあります。
さらに、「奨励賞」や、学生には「学生賞」などの特別賞も選考いたします。
選考結果の発表は、11月10日の第41回全国トイレシンポジウムで行います。(会場:機械振興会館(芝公園)内)
※学生賞は、筆頭応募者の学生を対象とし、社会人学生は対象外とします。
なお、審査の評価項目を、最後(3ページ目)に提示しています。

(2)全国トイレシンポジウム参加者による選考
 第41回全国トイレシンポジウム(機械振興会館(芝公園))参加者による投票「一般投票賞」も設けます。
選考結果は、全国トイレシンポジウムの交流会、および後日トイレ協会HPにおいて発表します。

 審査委員会

委 員 長 中野 和典(日本大学工学部 教授/環境生態工学、環境工学)
副委員長: 長澤 夏子(お茶の水女子大学基幹研究院 教授/建築計画・環境心理)

部門審査委員

A) 建築作品部門 長澤 夏子( 前掲 )
小林    純子(協会名誉会長、㈲設計事務所ゴンドラ代表/建築)
B)技術・研究・開発部門 川内 美彦(元東洋大学ライフデザイン学部 教授/ユニバーサルデザイン)
上野 義雪(協会副会長、元千葉工業大学工学部 教授/室内計画・人間工学)
C) 維持・管理部門 山戸 伸孝(㈱アメニティ代表取締役社長/トイレメンテナンス)
有泉 勝也(㈱小田急ビルサービス品質管理推進部/品質管理・都市環境・ビルメンテナンス)
D) 社会的活動部門 山本 耕平(協会会長、㈱ダイナックス都市環境研究所代表取締役会長/環境・まちづくり)
中野 和典( 前掲 )


委員

高橋未樹子(コマニー㈱研究開発本部/ ユニバーサルデザイン)
細野直恒(NPO法人にいまーる理事/ ICT、人間工学・ユニバーサルデザイン)
上梅澤保博(上梅澤建築設計事務所/建築)

・幹事: 浅井佐知子(JTAトイレ賞実行委員会委員長、㈲設計事務所ゴンドラ/建築・ワークショップ)
・アドバイザー: 高橋志保彦(協会名誉会長、神奈川大学 名誉教授/建築・都市デザイン)

5.応募方法および締切日

(1)参加申し込み  締切 9月12日(金)
応募フォームに下記のア~カを明記のうえ、参加申し込みをして下さい。
ア.作品や活動の題名(可能であれば、英訳も提示)
イ.応募者氏名・所属(受賞対象者氏名:複数名可能) 英語名も記載
ウ.連絡担当者・連絡先(住所、mailアドレス、電話など)
エ.応募部門
.  作品や活動の概要(規模・内容等を150字程度で記入してください)

  • 応募フォームはこちら。

https://forms.gle/SDhLpABBPW3pgrUj8

(2)作品の提出
 a.全国トイレシンポジウム概要集掲載の原稿データ  締切 9月29日(月)
  ※こちらの提出資料で審査を行います。
 作品を説明する資料(A4 1枚)をPDFデータで提出下さい。全国トイレシンポジウム概要集に掲載します。
資料は、上下左右に1cmの余白をとり、応募作品のタイトル、応募者名を明記してください。
説明内容の例 建築作品部門の場合・・・写真・平面図・概要・特徴・竣工(使用)開始年月など
維持・管理部門などの場合・・・写真・概要・特徴など

【原稿データ提出先】
jta-toiletaward@j-toilet.com(担当:高橋、浅井)

b.全国トイレシンポジウム会場 展示のA1パネル 締切 10月31日(金)
「a.シンポジウム概要集掲載の原稿データ」と同じ内容で構いません。
全国トイレシンポジウム会場に展示するA1パネル(カラー)を下記に送付ください。
A1パネルは、スチレンボード(推奨厚さ:5mm)貼りでの提出をお願いします。額縁は付けないでください。
パネル製作について不明点がございましたら、お問い合わせください。

【A1パネル送付先】
〒112-0003 東京都文京区春日1-5-3 春日タウンホーム1F-A (有)設計事務所ゴンドラ
一般社団法人日本トイレ協会 JTAトイレ賞実行委員会宛

  • 応募作品は、全国トイレシンポジウム会場展示の他、日本トイレ協会HPに掲載します。
  • 英語での作成も可能で、日本語の訳は対応いたします。
  • 昨年の作品をトイレ協会のHPから閲覧することができます。

https://do-amenity.app.box.com/s/2ho1n2qtb1h3map2q9pdlo5ggm997vbt

  • 8、9月に開催する「うんと知りたいトイレの話」で、前年度の受賞者の作品発表が行われます。
    詳細は協会からの案内をご覧ください。(協会員無料、非会員1000円、非会員学生500円)
  • 提出データの著作権は、応募者に帰属します、ただし、協会の広報活動に利用させていただくことがありますので、ご承諾ください。
  • ご提供いただいた個人情報は、本イベントの運営および、今後のセミナーやイベントのご案内に利用させていただくことがあります。


【問い合わせ先】
一般社団法人日本トイレ協会 JTAトイレ賞実行委員会
募集担当:高橋未樹子(日本トイレ協会理事、コマニー㈱)
浅井佐知子(日本トイレ協会運営委員、㈲設計事務所ゴンドラ)
連絡先:高橋未樹子、浅井佐知子  E-mail:jta-toiletaward@j-toilet.com
メールでお問い合わせください。

郵送先:〒112-0003 東京都文京区春日1-5-3 春日タウンホーム1FA (有)設計事務所ゴンドラ
一般社団法人日本トイレ協会 JTAトイレ賞実行委員会宛

〇2025年JTAトイレ賞 作品募集要項(PDF)

日本トイレ協会は、①トイレ文化の創出、②快適なトイレ環境の創造、③トイレに関する社会的課題の改善に寄与することを目的に、1985年に任意団体として設立され、2017年に一般社団法人へと移行し、活動を続けてまいりました。
メイン行事のひとつとして、11月10日を「『いいトイレ』の日」と名付けて、毎年その前後に全国トイレシンポジウムを各地で開催し、今年で41回目をむかえます。

2025年度 JTAトイレ賞 審査評価項目

 JTAトイレ賞の審査は、以下の視点に基づいて行われます。

A)建築(インテリアを含む)作品部門
・建築物として基本性能(衛生性、快適性、安全性など)に優れているか
・建築物として付加的性能(利便性や社会性など)が優れているか
・建築物として持続可能性が考慮されているか
・建築物として造形や審美性に優れているか
・新しい視点を取り入れた建築物か
・合理的に設計された建築物か
・利用者の多様性への配慮がなされているか

B)技術・研究・開発部門
・新規性がある研究・開発であるか
・今後の発展が期待できる研究・開発であるか
・信頼性の高い提案が行われているか
・製品・設備として優れているか
・実用性に優れているか
・社会に対して新たな価値を提案しているか
・魅力的なデザインであるか
・新たなデザイン的手法が取り入れられているか

C)維持・管理部門
・清掃・衛生管理の実施内容が明確で適切であるか
・設備の維持・保守体制の内容が明確で適切であるか
・利便性・快適性・使い易さが考慮されているか
・経済性・実用性に優れているか
・利用者の多様性への配慮がなされているか
・教育・研修体制が確立されているか
・環境への配慮がなされているか

D)社会的活動部門
・長年継続できる活動であるか
・地域社会に貢献する活動であるか
・社会に対して新たな価値を提案しているか
・利用者の多様性への配慮がなされた活動であるか
・環境への配慮がなされた活動であるか