一般社団法人日本トイレ協会グッドトイレ選奨委員会
〇応募作品 22作品
(作品部門7、著作・研究部門4、維持管理・運営部門4、社会的活動部門7)
〇審査結果
【選奨】
部門 | タイトル | 応募者名 | 個別講評 |
作品部門 | 海ほたるPAトイレリニューアル⼯事における⼯夫 | 東⽇本⾼速道路㈱ 宮本啓太、宮⽥直之 東京湾横断道路㈱ 平池俊⽂ |
講評 |
ミュージアムタワー京橋 | 事業者:株式会社永坂産業・公益財団法⼈⽯橋財団 設計者:株式会社⽇建設計/⽮野雅規、 ⼩林哲也、三由賢、伊藤浩⼠、久保洋⾹ |
講評 | |
著作・研究部門 | 3次元レーザセンサを⽤いた迷い⾏動分析に基づく⾼速道路のトイレ棟ロビーにおける誘導計画の改善と検証 | 中⽇本⾼速道路株式会社 岩佐育恵 | 講評 |
維持・管理・運営部門 | みんなで守りつづけた安全で楽しい通学路のトイレ | 森⼭町⽥尻⾃治会 会⻑ ⻄村 清貴 森⼭地区社会福祉協議会 会⻑ ⼭⼝ 公徳 |
講評 |
社会的活動部門 | ⼤学⽣が未来のトイレのために出来ること 〜世界のトイレ問題へのアプローチと学⽣にトイレについて考える機会を〜 | 中央⼤学トイレ研究会 北岡未唯 中村咲⾥佳 | 講評 |
【入選】
部門 | タイトル | 応募者名 | 個別講評 |
作品部門 | 北陸⾃動⾞道 南条サービスエリアのトイレリニューアル⼯事で実施した安全性・快適性向上の取組み | 中⽇本⾼速道路株式会社 ⾦沢⽀社 ⾼速道路事業部 施設課 中⽇本⾼速道路株式会社 ⾦沢⽀社 福井保全・サー ビスセンター 施設担当課 |
講評 |
社会的活動部門 | タブレットを活⽤した温⽔洗浄便座操作端末の視覚障がい者対応 | 中⽇本ハイウエイ・エンジニアリング東京㈱ 今井 詩織、泉 史郎 中⽇本⾼速道路㈱ ⼭本 浩司 ㈱三⽮研究所 ⻲⼭ 雅之 |
講評 |
【審査員特別奨】
部門 | タイトル | 応募者名 | 個別講評 |
維持・管理・運営部門 | “Toilet As Culture”「⽂化としてのトイレ」 | 游 明國(Mingkuo Yu) 游 明國 建築事務所 所⻑,台湾衛⽣⽂化協会名誉理 事⻑(台湾) |
講評 |
4作品 一連 |
Publicly Accessible Toilets after COVID-19:An Inclusive Design Guide コロナ禍後の公的にアクセス可能な英国のトイレ設計ガイド |
Imran Nazarelli,Gail Ramster and Jo-Anne Bichard Public Toilets Research Unit,Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Ar(イギリス) |
講評 |
Toilet Innovation and New KnowledgeExchange (TINKLE) トイレ⾰新のための情報交換ポータルサイト(TINKLE) |
Jo-Anne Bichard & Gail Ramster Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art(イギリス) |
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The Great British Public Toilet Map(GBPTM) 英国公衆トイレマップ |
Gail Ramster & Jo-Anne Bichard Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art(イギリス) |
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Designing London’s Recovery “Engaged” ロンドン復興計画「Engaged」 |
Maria-Chiara Piccinelli, Gail Ramster and Jo-Anne Bichard Public Toilets Research Unit, Helen Hamlyn Centre for Design, Royal College of Art(イギリス) |
【一般投票特別奨】
部門 | タイトル | 応募者名 |
作品部門 | ⼈、街、⽂化を紡ぐ ⻑崎らしい“おもてなし”トイレ −出島メッセ⻑崎 施設内トイレ− | ⻑崎市/株式会社ながさきMICE/株式会社⽇建設 計 |
〇選考方法
(1)審査:審査委員13 名および協会役員等11 名による審査を基に、審査委員会での最終審査により、選奨・⼊選を選定
(2)投票:トイレ協会会員・シンポ参加者・トイレ産業展来場者100 名(Web:57 名、会場での⽤紙:43 名)
投票結果で、選奨・⼊選以外の別賞を選定
〇審査委員会
統括 | ⼩林 純⼦ | 会⻑、設計事務所ゴンドラ代表/建築 |
委員⻑ | 上野 義雪 | 運営委員、元千葉⼯業⼤学⼯学部教授/⼈間⼯学 |
部⾨担当委員 | ||
ア) 作品部⾨ | ⼩松 義典 | 運営委員、名古屋⼯業⼤学⼤学院准教授/建築環境⼯学 |
岩崎 克也 | 東海⼤学⼯学部建築学科教授、⽇建設計設計部⾨ダイレクター/建築デザイン | |
イ) 著作・研究部⾨ | 川内 美彦 | 副会⻑、元東洋⼤学ライフデザイン学部教授/ユニバーサルデザイン |
森⽥ 英樹 | 運営委員、総合トイレ学研究家/トイレ歴史 | |
ウ) 維持・管理・運営部⾨ | 中森 秀⼆ | 運営委員、メンテナンス研究会代表幹事、前LIXIL トイレ空間事業部 |
⼭⼾ 伸孝 | 運営委員、アメニティ代表取締役社⻑/メンテナンス | |
エ) 社会活動部⾨ | ⼭本 耕平 | 副会⻑、ダイナックス都市環境研究所代表取締役会⻑/廃棄物環境・まちづくり |
新妻 普宣 | 運営委員、総合サービス | |
委員 | 細野 直恒 | 運営委員(国際委員会)、NPO 法⼈にいまある理事 |
アドバイザー | ⾼橋志保彦 | 名誉会⻑、神奈川⼤学名誉教授/建築・都市デザイン |
鎌⽥ 元康 | 名誉理事、東京⼤学名誉教授/建築環境⼯学・建築設備 |
〇2021年度 グッドトイレ選奨 総評
審査委員会委員⻑ 上野義雪
今年度はコロナ禍にも関わらず22作品のご応募をいただくことができました。ご参加いただいた皆様には心より御礼を申し上げます。
22作品のうち6作品が海外からの応募によるもので、グッドトイレ選奨の活動が世界的に認知されるレベルに至るよう、更なる努力の必要性を感じた次第です。
本年度のトイレ選奨を実施するにあたり、審査の公平性や透明性を確保するために応募や審査方法などについて見直しをいたしました。大きな変更点は、応募作品を4つの部門に分けて審査を行うことです。
そして、応募作品を総合的評価に基づき丁寧かつ厳選な審査を行い、グッドトイレ選奨に相応しい各選奨を選出いたしました。
その結果、グッドトイレ選奨5作品、入選2作品、審査員特別奨2作品、一般投票特別奨1作品が選ばれました。
選奨に選ばれた何れの作品もトイレに対するこだわりをうまく捉えたレベルの高い作品であったと評価いたします。
本年度の特徴の一つにトイレに強い関心を持っておられる若い人たちの参加があります。若い人たちの活動は大きな動きに増幅させる力を備えていますので、次年度もグッドトイレ選奨の応募を心からお待ちしております。
次年度に向けて、国内外の皆様方から更なる応募に期待をするとともに、応募作品は多くの方々に見ていただいておりますので、「見やすさ、分かりやすさ」を念頭に作品を仕上げていただければ、更なるトイレの普及につながるものと確信しております。
本年度のグッドトイレ選奨は、選奨委員会そして審査委員会の皆様方による多大なるご協力の下で実施することができました。ここに改めて感謝と御礼を申し上げます。