2024年度JTAトイレ賞 審査結果

〇応募作品

23作品

(作品部門:11, 著作・研究部門:1,  維持・管理・運営部門:2  社会的活動部門:9)

(2024年JTAトイレ賞エントリー作品)

 

〇選考方法

  • 審査:審査委員および協会運営委員等による審査を基に、審査委員会での最終審査により、JTAトイレ賞・奨励賞を選定
  • 一般投票:トイレシンポジウム、トイレ産業展来場者による投票(48名投票)により、一般投票賞を選定

 

審査委員会

〇審査委員会

委員長 小松義典 協会員、名古屋工業大学大学院 准教授/建築環境工学
副委員長 中野和典 運営委員、日本大学工学部 教授/環境生態工学、環境工学
A)作品部門 小松義典 (前掲)
長澤夏子 協会員、お茶の水女子大学基幹研究院 教授/建築計画・環境心理
B)著作・研究部門 川内美彦 運営委員、元東洋大学ライフデザイン学部 教授/ユニバーサルデザイン
森田英樹 運営委員、総合トイレ学研究家/トイレ歴史
C)維持・管理・運営部門 山戸伸孝 運営委員、㈱アメニティ代表取締役社長/トイレメンテナンス
山本浩司 理事、中日本高速道路㈱東京支社/道路施設管理運営
D)社会活動部門 山本耕平 会長、㈱ダイナックス都市環境研究所代表取締役会長/環境・まちづくり
中野和典 (前掲)
委員 小林純子 名誉会長、設計事務所ゴンドラ代表/建築
上野義雪 副会長、元千葉工業大学工学部 教授/室内計画・人間工学
高橋未樹子 理事、コマニー㈱研究開発本部/ユニバーサルデザイン
細野直恒 運営委員、NPO法人にいまーる理事/ICT、人間工学・ユニバーサルデザイン
村上八千世 運営委員、常磐短期大学 准教授/幼児教育・環境
幹事 浅井佐知子 運営委員、設計事務所ゴンドラ/建築・ワークショップ
アドバイザー 高橋志保彦 名誉会長、神奈川大学名誉教授/建築・都市デザイン

 

〇選考結果

JTAトイレ賞
部門 タイトル 応募者名
作品 Project Lav-US ※Lav-US : Lavatory-Urakami Station
“浦上と長崎らしさがテーマ。
駅とまちをやさしくつなぐ、真っ白な公衆トイレ(オアシス)”
田邉 猛(長崎市建築部建築課 次長)
中野 智文(長崎市土木部土木企画課 課長)
竹中 晴美(「みんなにやさしいトイレ会議」実行委員会 委員長)
維持・
管理・
運営
高速道路休憩施設のトイレにおけるBIMモデルを活用した維持管理の高度化・効率化 嶋浦 早紀・鈴木 健・伊藤 佑治・金森 愛咲美
(中日本高速道路(株)東京支社)
泉 史朗・今井 詩織・加藤 あす香
(中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(株))
社会的
活動
防災兼用型ソーラーカーポートのマンホールトイレ 能美防災株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社
日本ファシリティ・ソリューション株式会社
東テク株式会社
株式会社日建設計
移動型バリアフリートイレトレーラー「モバイルトイレ」の開発および普及活動 モバイルトイレPJTチーム
トヨタ自動車株式会社
奨励賞
部門 タイトル 応募者名
作品 クリスタルタワーB1 階トイレ
「これからのオフィストイレ ~誰もが使いやすい快適なトイレ~」
㈱竹中工務店
㈱朝日新聞社
㈱アサヒファシリティズ
社会的
活動
鹿児島工学院専門学校女子トイレ改修 中濱 幸志郎
(E.M.A.LAB)
漫画による携帯・簡易トイレの教育・啓発活動 長谷川高士
(くまもと水と福祉の研究室(ラピシュット合同会社)

 

〇投票結果

一般投票賞
部門 タイトル 応募者名
全部門
共通
これまでの常識を覆す!業界初の特許技術で『感染予防&臭わない仮設トイレ』誕生!
38.6℃を記録した真夏の大規模野外イベントや真冬の能登半島被災地域でも大活躍!
インプルーブエナジー株式会社
廣瀬 幸雄(金沢大学名誉教授/ビタル企画)
骨格分析×AIで異常を検知するトイレ内異常検知システム「Xeye(エックスアイ)」 尾崎 三夫(三協エアテック株式会社)
Project Lav-US ※Lav-US : Lavatory-Urakami Station
“浦上と長崎らしさがテーマ。
駅とまちをやさしくつなぐ、真っ白な公衆トイレ(オアシス)”
田邉 猛(長崎市建築部建築課 次長)
中野 智文(長崎市土木部土木企画課 課長)
竹中 晴美(「みんなにやさしいトイレ会議」実行委員会 委員長)

 

全体総評

審査委員会委員長 小松  義典

応募者の皆様や審査員の先生方の多大なご協力により,JTAトイレ賞への名称の変更や部門別の応募を導入した改革もようやく定着することができました.トイレに関連する様々な部門で活躍される皆様の優れた作品や活動を日本トイレ協会が表彰する意図がよりよく伝えられるようになり,受賞者の皆様が誇れる賞へと育っているものと考えています.

本年も23作品の多くの優れた作品の応募をいただきました.

1枚のパネルで伝えることは簡単ではありませんが,こうしたプレゼンテーションに関するレベルもますます高くなっています.

JTAトイレ賞の4作品や奨励賞の3作品はもちろんのこと,惜しくも選外となった作品にも個々に優れた点がありました.本年は特別賞はありませんでしたが,いろいろな賞をお送りする審査体制をとっています.ますますたくさんの作品の応募を期待しています.

最後に,ご応募いただいた方や審査・投票にご協力いただいた皆様に感謝を申し上げます.

来年も本年を超える盛り上がりを期待しております.

誠にありがとうございました.

 

会場講評

審査委員会副委員長 中野 和典

たくさんの作品をJTAトイレ賞へ応募していただき、作品のレベルも高くなってきており、限られた数の作品しか表彰ができないのは、もったいないと感じております。こうしてトイレへの関心を高めるイベントとして非常に盛り上がっていることが素晴らしいと思います。来年もぜひこの盛り上がりを期待して会場講評とさせていただきます。受賞者の皆様、おめでとうございました。また、応募者をはじめ、このイベントを支援していただいた皆様、大変お疲れ様でした。

 

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