グッドトイレ選奨2022エントリー作品

今年のグッドトイレ選奨もオンライン投票を行います。

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※トイレ協会員によるWebによる投票と、トイレシンポジウムおよびトイレ産業展来場者による一般投票により、「一般投票賞」を決定いたします。

エントリー作品一括PDFデータはこちら(37.6MB)

部門 NO タイトル 応募者 概要




トイレブース内における忘れ物削減効果の検証 中日本高速道路株式会社 東京支社 長谷川 伸 中日本高速道路㈱では、高速道路休憩施設のトイレブース内における忘れ物や急な疾病などによる倒れ込みを防止ため、アウトラインセンサーの導入を行っている。本稿は、2019年度より順次整備しているアウトラインセンサーによる忘れ物の削減効果についての検証結果を報告する。
2 富山市立八尾中学校 地域の材料で彩った、明るいトイレ 株式会社梓設計 BASE4 伊藤 甫 市内の2校を統合し新たな中学校を建設する、PFI 事業。
全国的に有名な「おわら風の盆」をはじめ、昔からの文化が根強く残る地域の特徴を随所に活かした学校を計画した。特にトイレは明るく清潔なだけではなく、ついつい立ち寄りたくなる遊び心のある空間として、学校における生徒の居場所の1つとなるデザインとした。
3 365日快適なトイレ空間を提供するためのトイレリニューアル工事の取組み ~北陸自動車道 尼御前サービスエリア~ 中日本高速道路株式会社 金沢支社 高速道路事業部 施設課
中日本高速道路株式会社 金沢支社 金沢保全・サービスセンター 施設担当課
トイレリニューアル工事を実施し、風雪防止を兼ねた風除室やロビーの設置、多様性に対応する多言語タブレットの整備やトイレ空室状況の提供による快適性の向上を行いました。また、金沢和傘をモチーフにした照明の設置など金沢らしいデザインをロビーに表現し、金沢ならではの歴史ある街並みを表現しました。
4 東武スカイツリーライン竹ノ塚駅旅客トイレ~木のぬくもりを感じるやすらぎのトイレ~ 東武鉄道株式会社 改良工事部 2022年3月より供用開始した新たな竹ノ塚駅の旅客トイレにおいては、竹ノ塚駅付近に多く住むファミリー層への配慮、バリアフリートイレの機能分散を意識するほか、防犯面にも配慮しトイレが暗がりにならないよう明るく開放感のある空間を目指しました。木材も使用し、居心地がよくやすらぎを感じられるトイレとなりました。
5 佐野SAトイレリニューアル工事における工夫 東日本高速道路株式会社 関東支社 宇都宮管理事務所 丸山 亜玲久
東日本高速道路株式会社 関東支社 宇都宮管理事務所 木村 優佑
佐野SA(下り線)について、北関東・東北方面への入口として、これから始まるドライブの期待を広げる『光のパーク』というコンセプトのもとエリア全体をリニューアルし、これに併せてトイレを一新しました。
お客さまサービス向上に寄与する、より快適なトイレ空間の実現を図りましたのでご紹介します。
6 すべての人に愛されるトイレへ ~成田国際空港トイレリニューアル~ 株式会社 空間デザイン
応募者:檜山、都澤、Garwood
設計者:阿部・岡本・浜鍜
日本の玄関口、成田空港のトイレリニューアルで「雪・月・花」をテーマとしたトイレを設計。設計にあたり、これからのトイレの在り方を見直し、グローバルな利用者に対応できる仕様を選定した。さらに、日本らしさをデザインで表現し、様々なシーンで多様性への配慮を行い、あらゆる方が安心して使えるトイレとなっている。
7 大阪市営地下鉄(現Osaka Metro)のトイレの標準化設計3K(汚い、臭い、暗い)の『避けられる駅のトイレ』から、4C(Clear:明るい、 Clean:清潔、Comfortable:快適、Charming:魅力的)の『選ばれるトイレ』へ- 株式会社空間デザイン 桑原・谷口・坂根 かつて大阪市営地下鉄のトイレといえば3Kなどのイメージがあり、厳しい意見が寄せられるほどでした。
そこで、乗降客の満足度とイメージの向上を図るべく、7つのプロセスで地下鉄のトイレ標準仕様の策定を行い、それをもとに衛生器具や内装を改修するリモデルタイプの設計を多数手掛けました。
8 農家の外厠 松本司 淡路島の北部、山の谷筋を上り詰めた里山
典型的な地域の農家、門屋、母屋、離れ
敷地を取り巻く環境、その場のスケール、記憶
木造母屋の尺間モデュール、三次元的な立体
場の主体性、環境の更新、環境の建築化
9 台湾の楊梅サービスエリア Owner: Freeway Bureau, MOTC
Designer: Tsu Chen Chou Architect & Associates
台湾の幹線道路沿いにある楊梅SAには、店舗と共に多目的トイレ、男女別トイレなど各種トイレが備わっています。建物は、赤紫色、青色、紫色の3色を選んで3か所の丸い巨大な屋根の円筒部分にトイレを配置しました。屋根と円筒部分の間の隙間で換気と冷却をします。
高速道路に沿う狭い場所でも,このデザインにより利用者が気分を豊かにする事が究極の設計目標です。
10 心で世界をつなぐ ~ 桃園国際空港旅客トイレ 会社:桃園国際空港株式会社
設計:周ズジェン・アーキテクツ
トイレは、国際空港の乗客にとって不可欠な施設です。 桃園国際空港では、すべての利用者が安心して快適にトイレを利用できるように、利用者の行動パターンを分析し、到着便と出発便の乗客のトイレ使用行動モードを識別しています。
例えば、ほとんどの女性の到着乗客はコンコースのトイレに化粧台が必要であり、一部の出発乗客はトイレを使用するために荷物のためのスペースが必要です.
お客さまのニーズの違いを考慮し、利便性とバリアフリー、宗教対応などを両立させました。空港内の古いトイレを改修し、明るくデザイン性のある新しいトイレをご用意しました。






11 温水洗浄便座の正しい使い方(洗浄時間) 山本 拓海 我が国では,トイレ出荷率の80 %程度が温水洗浄便座付きとなっているが,近年,同便座の間違った使い方による「温水洗浄便座症候群」が日本大腸肛門病学会で提唱され,「お尻は洗いすぎないように」と指導がなされている.
このような背景を踏まえ,本稿では,温水洗浄便座の正しい使い方(洗浄時間)について提唱する.
12 パブリックトイレラボ 株式会社LIXIL 設備PJ営業部スペースプランニングG
日野晶子、牛久舞花、中村治之、高橋邦長
私どもは、誰もが安心して快適に利用できるパブリックトイレの実現を目指し、日々研究・活動をしています。今春その成果をまとめ、公式WEBサイト「LIXILパブリックトイレラボ」として公開しました。“「トイレへのアクセス」は、基本的人権のひとつです”をメッセージとし、様々な角度からパブリックトイレのあり方を考えます。
13 発達障害のお客さまにも優しいファミリートイレの検討 中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社 鈴木 孝明
中日本高速道路株式会社 高橋こずえ・嶋浦 早紀
橋口亜希子個人事務所 橋口 亜希子
発達障害の専門家と共に実施したE1東名高速道路全休憩施設の現地調査結果を報告するもの。また、同調査で挙げられたご指摘について、NEXCO中日本東京支社が独自に整備しているファミリートイレにおいて、異性・親子同伴利用時のカーテン位置を検討・試行した内容を報告するもの。
14 学校施設のトイレに求められる音環境の探索 岡山県立大学 矢口 絵理奈・原田和典 学校施設のトイレ空間におけるプライバシーへの配慮に対し、音環境の面からアプローチした。学校施設のトイレに求められる音環境条件の探索を目的とし、学校施設のトイレの音環境の現状調査、擬音装置によるトイレの音のマスキング手法の検討を行い、某中高一貫校の全校生徒計557名を対象にアンケート調査を実施した。









15 トイレを清潔に保つための清掃依頼ボタンの導入評価 中日本高速道路株式会社 東京支社 関谷 有紗加 中日本高速道路㈱では、東名高速道休憩施設のトイレを清潔に保つため、日々キレイに清掃しているが、万が一、お客様が先にトイレの汚れを発見された場合にも速やかに対応するため、足柄SAでは、「清掃依頼ボタン」を2013年より試行導入している。本稿では、同ボタンのこれまでの導入評価、及び改善案を報告する。
16 公共トイレの課題をIoTシステムで解決! Social Toilet System -ソーシャルトイレシステム- 株式会社クレスコ 現在、当たり前のように普及している公共トイレですが、維持のためにはさまざまな課題を抱えています。当社が開発した公共トイレのIoT化システム「ソーシャルトイレシステム」は1)利用状況の見える化、2)故障・異常の検知、3)衛生状態の見える化という3つの視点から、公共トイレの課題を解決いたします。
17 一生懸命勉強します 新北市立安康高級中学 集中式特教班
陳 承霖 ・李 佩娟・謝 曜羽
トイレは学校でとても重要な場所ですが、軽視されている面も有るかもしれません。 障害のある生徒にとっては、トイレは学習の場もあります。排泄する場所だけではなく、将来の職場訓練でも重要な役割を果たしています! 障害のある生徒は、学校で清掃技術について長期的な教育と実習を受ける事が出来ます。 ここでは失業や、卒業後すぐに介護される状態に戻ってしまう事が無いようにするなど、学生の悩みを解決することを目指します。 また将来的には学生が主体的に社会に貢献できるように仕向け、社会からの負担を軽減できるようになる事を願います。






18 出前授業  ~トイレの多様性について高校生と共に考える~ 株式会社LIXIL
中村 悠子・澤田 康司・白木 優光・田中 里恵・石原 雄太
弊社がCR戦略として優先的に取り組んでいる課題はSDGsのゴールに貢献しています。同じくSDGsに対して積極的に取り組んでいる学校法人エスコラピオス学園海星高等学校様に、弊社の取り組みを共有する授業を行い、トイレの多様性について一緒に考え、今後の衛生課題解決についての糸口を探る活動を行いました。
19 まちとつながる新しい駅トイレ 田園都市線地下区間5駅リニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」駒沢大学駅トイレの更新 東急電鉄株式会社 阿津 英明 田園都市線地下区間5駅リニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第1弾として推進中の駒沢大学駅トイレ移設工事。駅トイレとしての機能を拡充するとともに、駅リニューアルコンセプトに合わせ、内装の一部に旧玉川線の廃材として保管されていた敷石を活用し、廃材処理時のCO2を削減する等、環境にも配慮してデザインしました。
20 トイレの輪を広げる大学生 -誰もがトイレを利用しやすい世界を目指して- 中央大学トイレ研究会
中村 咲里佳・北岡 未唯・小倉 大和
我々にとって当たり前となっている清潔なトイレ。しかし、世界に目を向けると安心で安全なトイレを利用できない人々も存在する。中央大学トイレ研究会は今一度より多くの人にトイレについて考えてもらうべく、「国際×トイレ」を軸に様々な角度からアプローチし、「トイレの輪」を広げる活動を行っている。
21 「認知症になってもやさしいスーパープロジェクト」-認知症の方に配慮した男女共用トイレ- 施 主:株式会社マイヤ
監修者:野口祐子(日本工業大学建築学部建築学科教授)
設計者:小林純子(有限会社 設計事務所ゴンドラ 代表取締役)
協 力:株式会LIXIL、日本カルミック株式会社、株式会社ユニオン
2025年には5人に1人と言われる認知症。サポーターが手助けしながらも自立して、買い物の楽しみが継続できるよう、ハードソフトに様々な支援をしている。トイレはその1つ。ポイントは空間や、機器、備品が認識しやすく使いやすいこと。また介助者にとっても使いやすいこと。機器メーカーとの商品開発も実施しながらのトイレづくりで、認知用だけでなく、男女共用トイレとしてジェンダーフリーにもなっている。
22 災害時にしっかりと役立つ簡易トイレの開発と備蓄普及活動 株式会社C-SOS 代表取締役 地村 健太郎 既存簡易トイレを徹底的に研究し、安心安全衛生的快適性を備えた誰(老若男女)もが使える簡易トイレ:高密度発泡スチロール製組立式簡易トイレ「BENKING」を開発。
災害備蓄率の低い簡易トイレの普及活動「トイレ減災訓練・災害トイレ講習」など開催。
熊本豪雨や熱海土石流、8月豪雨(福井県)など被災地へ赴きトイレを寄付。
グッドデザイン賞受賞や内閣官房国土強靭化民間取組事例集などにも掲載。
個人、企業、組合、自治体などで採用が始まり、簡易トイレの進化版として新たな選択肢となっている。
23 トイレの紹介から見える地域経済 株式会社日本デジタルワークス  荒井 儒孝 私たちは、各地にある商売を営む店主からトイレに対する想いを取材し、誌面に掲載し、それを見た読者からの意見をもとにし、また新たなるトイレを探しに出かけています。綺麗かどうか、新しいか古いかだけではない、地域や街、信仰の歴史、人と人の交流がトイレから透けて見えます。トイレに対する店主の想いは、地域の発展を担う一店舗、一事業者の未来へのアツい想いであり、それらをフリーマガジンを通して読者に伝えることが出来ていることに感謝します。他にも面白いコンテンツがある(とおもっているのに)トイレ掲載が3年続いているのは、読者からの反響が大きいからです!