新年度を迎え、事務局を担当することとなりました。
前任の佐竹事務局長の熱い思いの込められた御活躍にて、活発な活動が行えるようになってきました。ご縁があり、当協会の事務局のお仕事に参加することとなり、果たして自分でこの重責を務めることができるのか不安な気持ちでおりますが、会員皆様の協力にて諸先輩方が築かれてきた「日本トイレ協会」を、次の世代にバトンタッチできるよう、微力ながら携わっていくこととしました。よろしくお願いいたします。
会員皆様の協会ですので、皆様の「トイレ活動」に微力ながらお手伝いが出来るよう、全力で取り組んで参る所存ですので、何なりとご意見、ご指導を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
この場を借りまして、自己紹介をさせていただきます。
1954年生まれ、1977年に株式会社レンタルのニッケンに入社、昨年42年間の務めを卒業して、今はフリーでいろんなことにチャレンジしようとしているところであります。
レンタルのニッケン時代は、営業、管理、商品開発、システム開発など、社内を渡り歩いていましたが、建設作業所にトイレが無く「立小便」が横行していた当時、可搬型のトイレをアメリカから輸入してレンタルとして提供することで、建設作業所の環境改善に取り組んだのが最初でした。
日本トイレ協会の前身である「トイレットピア」に参加して、いろんな業界の方々が、真剣にトイレについて語っていたのが結構衝撃的であり、なぜか今に至っています。レンタルビジネスの応用としては、花火大会、花見、スポーツイベント、河川敷、山のトイレなど、トイレ難民が多く、不便だったところにトイレを設置することが出来るようになり、その延長線上で、汚物処理の方法も多様な処理方法を研究開発させていただきました。
ドライレットという、乾燥処理装置を開発したことで、富士山や自衛隊、機動隊、消防、災害対策車他、特殊な車両や、自然を守るための山間部の小さな発電所、線路上の乗務員の交代のところのトイレ、観光バスのトイレなど、我慢をするのが当たり前のところで、自然にトイレが使えるように取り組んできました。
これからは、先輩方が築かれてきたことの上に、次世代を担う方々に新しい発想での「トイレ」に取り組めるよう、ちょっとでもお役立ちが出来たらなぁ。と思っています。
(寅 太朗 こと、砂岡 豊彦)